Ninja400Rの調子が悪い.購入したときから悪かった.はじめに始動したときは良いのだが,始動後1分程度で信号待ちなどでエンストするのである.エンジンが温まってくるとエンストはしなくなるのでだましだまし乗っていたが,通勤で使わなくなった今こそ修理の時と思い手を入れることにした.
Googleで検索するとどうやらNinja400Rでこの手の不具合はよくあることらしい.バルブクリアランスが狭くなり,エンジン始動後バルブのみが温度で膨張したときに更に狭くなることで圧縮抜けを起こす.実際バックファイヤしてる?という感じの音がすることもあったのでバルブクリアランスの調整をすることにした.
バルブクリアランスの調整は非常にめんどくさい.シム式のエンジンはなおさらである.サービスマニュアルを見ながら手順を確認すると外さなければならないパーツが多く本当にめんどくさい.
まずは備忘録的に手順をまとめることにした.
手順
①燃料タンクを取り外す.
燃料を抜く→燃料タンクボルトを外す→燃料ホースを外す→燃料ポンプ,燃料センサのカプラを外す(計2個)→タンクを外す→タンクを”適当な厚板”に載せる(本当にそう書いてある)
②エアスイッチバルブを外す
エアスイッチバルブホースをエアサクションバルブカバーから外す→コネクタを外す→エアスイッチバルブホースをエアクリーナーハウジングから外す→エアスイッチバルブを外す
③エアクリーナーハウジングを外す
吸気圧センサーコネクタを外す→ネジ・カバーを外す→アッパクランクケースのブリーザーホースを外す→エアクリーナーハウジングを外す
④エアサクションバルブを外す
ボルト・クランプ・エアサクションバルブカバーを外す→エアサクションバルブを外す
⑤スティックコイルを外す
スティックコイルコネクタを外す→スティックコイルを外す
⑥スロットルケーブルを外す
スロットルケースを取り外してスロットルケーブルをたわませる→アイドルアジャスティングスクリュを外す→スロットルケーブルを外す
⑦シリンダーヘッドカバー
吸気圧センサーホース,バッフルプレート,シリンダヘッドカバーボルトを外す→シリンダヘッドを外す
⑧バルブクリアランス調整
タイミング点検口,タイミングロータボルトキャップを外す→ピストンを合わせてカムとバルブリフタ間のすきまを測定→カムシャフトチェーンテンショナを外す→カムシャフトを外す→バルブリフタを外す→シムを交換する
⑨戻す
必要な部品
2硫化モリブデングリス(ロッカーアームに塗布),シリコングリス,液体ガスケット(エンジントップガスケットに塗布),エンジントップガスケット,プラグガスケット,カムシャフトチェーンテンショナOリング
どう考えてもめんどくさい.店に頼めば1,2万円くらいでやってくれるらしい.部品代だけで5.6千円くらいかかるので頼んだほうが絶対に良いと思われる.
後日調整が終わったらまた記事を書こうと思っている.
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