3Dプリンターくん
結論:Kingroon KP3にはこのホットエンドがそのまま移植できます.
コネクタの移植
毎日仏像を出力したり,ガネーシャ像を出力したりと八面六臂の大活躍をしてくれていた3Dプリンターくんであったがある日突然フィラメントが全く出なくなってしまったのである.実はこのようなことは初めてではなく,前回はノズルが詰まっていたことが原因であった.3Dプリンターのノズルは消耗品で,ここが原因で出力できなくなることはよくあることのようである.しかし,今回はノズルが原因ではなかった.
お好み焼き後の鉄板のようである
まずどんなに引っ張ってもフィラメントが抜けない.この時点で前回と違うとわかった.ヘッドを見てみるとヒーターの接合部の部分から樹脂が漏れ出し,焦げ付いていた.3Dプリンターの構造上この部分は漏れ出し易い所であると分っていたがどうやら締め付けが甘かったようである.ライターで炙って樹脂を溶かし,ほじくり出そうとしたがどうやってもうまくいかなかった.買い替えも考えたがまずはこのホットエンドごとなんとか交換できないか試してみることにした.
Flash Forgeのような有名メーカーであればすぐに交換パーツが見つかるのだろうが,こちらは弱小King roonである.AliexpressにKingroon公式ストア(多分おそらく公式)を見つけることはできたがホットエンドはなかった.
いろいろとググった結果,Amazonにイケそうなホットエンドが売っているのを見つけることができた.
WAZSQ 3Dプリンター押出機組み立てられたMK8ホットエンドキット24V 40W(Ender-3 / Ender-3 Pro/Ender-3s用、アルミニウムヒーティングブロック付き、1.75mm、0.4mmノズル)
少なくとも電圧はKingroon君と同じであるし,なにより見た目が同じである.値段としてはやや高いが納期を考えれば納得できる.とりあえず購入した.
2日程度で部品が到着した.次に取り付けである.
とりあえず線がつながっているところが見えるまでバラす.
液晶のフラットケーブルがかなり手強く,筐体上部を勢いよく外すとちぎれかねない場所にあるので注意が必要である.
コネクタは黒い部分を手前に引けば外れる.力は全くいらない.
右上の白いケーブルが熱電対
コネクタの移植が必要かと考えていたが,もともとのコネクタのままでぴったりであった.
白い布ケーブルがヒーター,おそらく極性はない
ヒーターの線も特に問題なく交換できた.線の長さがやや長かったが切断するのもめんどくさかったので適当に押し込んだ.元通りに組み上げ,テスト印刷を行った.モデルはいつもの大仏である.
一円玉サイズの大仏でもいい感じに印刷することができた.大物のテストは今夜行う予定であるが,おそらく大丈夫だろう.これからも頑張ってもらいたい.
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